略歴 | 1940年生まれ 1959年 東京教育大学漢文学科入学 1963年 同大学院修士課程入学 1967年 同博士課程入学 1975年 鹿児島大学教育学部助教授 1981年 同教授 1997年 山口大学人文学部教授に転任 2003年 同定年退職 |
---|---|
インターネット美術館 ギャラリー華美繪
松尾 善弘
略歴 | 1940年生まれ 1959年 東京教育大学漢文学科入学 1963年 同大学院修士課程入学 1967年 同博士課程入学 1975年 鹿児島大学教育学部助教授 1981年 同教授 1997年 山口大学人文学部教授に転任 2003年 同定年退職 |
---|---|
西郷隆盛漢詩全集: 増補改訂版 Kindle版 | |
著者:松尾 善弘 出版社:22世紀アート(2018年3月) 価格:1,000円(税込) 近年、わが国の国語国文学者や歴史学者、あるいはジャーナリストなどが近世の漢詩文を読解できなくなってきている。 訓読法でそこそこ読み解いたと思っても到る処で誤訓誤読しているのが現状である。明治維新前後の多くの武人たちがすばらしい漢詩を残していても、その第一級資料をしっかり役立てる風潮がなかなか湧き起こってこない。 ところで、西郷漢詩や大久保漢詩、あるいは子規や漱石漢詩のどこがどうだからすばらしいと評価できるのか。 それは一にかかってそれらの作品が「平仄」の規則に則って作られているかどうかを検証することで決められる。 「平○」と「仄●」の規則は次の通り〔七言/五言句〕 ○○/●●・○○● 〔平/仄起こり 仄終わり型〕 ○○/●●・●○◎ 〔平/仄起こり 平終わり型〕 ●●/○○・●●◎ 〔仄/平起こり 平終わり型〕 ●●/○○・○●● 〔仄/平起こり 仄終わり型〕 |
|
【「BOOKS」データベースより】 西郷隆盛の漢詩199編の原文と読み下し文、詩形・押韻・平仄式、更に語釈・通釈を収録。 「平仄」を根底においた丹念かつ正確な読解によって、西郷像の新しい側面を見る事ができる。 |