インターネット美術館 ギャラリー華美繪
藤井 泰蔵

【工芸家】
略歴 1951年 東京都世田谷区生まれ
小説家を志すが、竹工芸に進む

(社) 現代工芸美術家協会 本会員

受賞歴 1997年 東京都手工芸連合会 公募展 東京都知事賞 - 立体作品「雷鳥」
1998年 第37回 日本現代工芸美術展 初入選 - 作品「霧笛」
1999年 東京都勤労者美術展 東京都議会議長賞 - 立体作品「宝燈」
他、受賞多数

『 泉門 』
2001年 第40回日本現代工芸美術展 入選作

若き恋の炎は、強くあかく燃える。
年を経た恋は、深く潜り静かに燃える。
消えて灰になったように見えても、知れざる炎は燃えている。

水の底に冬の間とどまっていた龍が、春の声で身を起こし、水面へと昇り、春霞に姿を変えてよろこびたなびく。

果てしなく広漠たる混沌を覆いて静かに座し、内なる暗きを照らし、内なる低きを高め、理想美の頌をとなえる。

泉の底から水が湧き出て、ゆったりと回転運動をしながら水面へと昇っていくように、愛の想いは歌の翼にのってリズムをうって上へと動いていく。
その心のおどりを表現した。

藤井泰蔵 聖流 遥かな友へ

インターネット美術館「ギャラリー華美繪」  工芸家: 藤井 泰蔵 (ふじい たいぞう)